1969-10-08 第61回国会 衆議院 商工委員会 第49号
ついでに欧州映画を輸入する場合にでも、その輸入権は、グローバル制と称してメージャー九社に全部渡されてしまう。そういうばかげたことをおやりになって、唯々諾々としているものだから、今度はこれがバナナに飛び火して、バナナの輸入が百万ドルからいまや二千万ドルに伸びているけれども、輸入商はほとんど日本人でなくなってしまった。台湾人がアメリカ人のまねをやっちゃった。そうでしょう、通商局長。
ついでに欧州映画を輸入する場合にでも、その輸入権は、グローバル制と称してメージャー九社に全部渡されてしまう。そういうばかげたことをおやりになって、唯々諾々としているものだから、今度はこれがバナナに飛び火して、バナナの輸入が百万ドルからいまや二千万ドルに伸びているけれども、輸入商はほとんど日本人でなくなってしまった。台湾人がアメリカ人のまねをやっちゃった。そうでしょう、通商局長。
○政府委員(松尾泰一郎君) このいわゆる貨物に関します外貨予算の実施の方法になるわけでありますが、まあ今AA制、いわゆる自動承認制、それからグローバル制、それからいわゆる個別割当制、まあ大ざっぱに分ければその三つになると思うのであります。
○松尾(泰)政府委員 映画につきましては、大蔵省所管でありますので、先ほど稻益財務調査官から御答弁の通りでありますが、一般的に申しまして、外貨予算の編成に当りましては、そのときどきの為替の事情によりまして、若干の変動はやむを得ませんが、根本の方針といたしましては、できるだけ貿易自由化の線に沿いたいと存じまして、AA制を拡大をする、また割当物資につきましても、グローバル制を拡大する。
そのグローバル制と過当競争という関連の問題でありますが、われわれといたしましては、国別にこまかい割当をせずに、できるだけ広範囲の割当をしておりまして、業者がその中で最も有利な買付をし、それを申請して参る、それを許可するという方法の方が、外貨の効率的な使用という点からいきますと、いいことだということで、そういう制度を漸次拡大して参ったのであります。